スノボのスタイルって何?それぞれの特徴を理解して、自分に合った滑りを楽しもう!
本記事では、スノボの滑り方という意味のスタイルに着目し、それぞれのスタイルの特徴を解説しています。自分に合ったスタイルを見つけて、スノボをとことんまで楽しみましょう!
スノーボーダー同士の会話でよく使われる「スタイル」という言葉があるのをご存知でしょうか。
定義はやや曖昧なのですが、「スタイル」とは主に滑り方やトリックを表すのに使われています。
本記事では、滑り方という意味のスタイルに着目し、それぞれのスタイルの特徴を解説していきます。
自分の興味のあるスタイルを見つけて、是非チャレンジしてみてください!
スタイル(滑り方)の種類
スタイルは大きく分けると以下の3種類に分けることができます。
- フリースタイル
- バックカントリー
- アルペン
それでは、それぞれの特徴を簡単に解説していきます!
フリースタイル
厳密にこれといった定義はなく、その名の通り自由に滑るスタイルです。
よく耳にするグラトリ(グラウンドトリック)やパーク、ジブ系は、このフリースタイルに分類されます。
スノボになれてきた初心者〜中級者は、フリースタイルの中で自分がやってみたいトリックに挑戦してみるのがいいでしょう。
オリンピックでは、ハーフパイプやスロープスタイル、ビッグエアという競技が開催されており、聞いたことのある方も多いのではないでしょうか?
なんといってもトリックを決めた時のかっこよさが1番の魅力のスタイルですね!
バックカントリー
バックカントリーとは、ゲレンデではなく、整備されていない雪山を滑り降りるスタイルを指します。
バックカントリーをフリースタイルの一部として捉える考え方もあり、境界はやや曖昧といえるでしょう。
別名パウダースタイルとも呼ばれ、パウダースノーを存分に楽しむのがこのスタイルの特徴です。
海外のスノーボーダーには結構人気のスタイルが、このバックカントリーです。
ふわふわのパウダースノーを滑るのには、ある程度のテクニックが必要であり、また危険が伴うことから中〜上級者向けといえるでしょう。
アルペン
アルペンは、スピードを競う、滑りに特化したスタイルを指します。
トリックなどを決めるのではなく、純粋に滑りの技術を高めたい人や疾走感を味わいたいという人におすすめなスタイルです!
ワールドカップや世界選手権では、パラレル・スラローム(ジャイアント・スラローム)の競技が開催されていることでも有名です。
約24mの間隔で旗が立てられており、鋭くターンをしながら滑り降りていく競技で、実際にみたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
オリンピックでも開催されており、ソチ五輪で竹内智香選手が銀メダルを獲得し注目を浴びたのも、このアルペンというスタイルになります。
それぞれのスタイルに合わせて、板やギアを揃えよう
フリースタイルにおすすめの板
フリースタイルは領域が広く、自分がやってみたいトリックや滑りたいアイテムの種類によって、適した板は変わってきます。
純粋に自由に滑りたいのであれば、硬めでしっかりした素材で、長さは長めか、短すぎないものが安定しやすくておすすめです。
もしグラトリをやりたいのであれば、柔らかめの素材で、長さは短め、フラットな形状の板だとトリックが決めやすくなります。
他にもキッカー系、ジブ系、パーク系など使うアイテムやその大きさによっても変わってくるので、自分が挑戦したい方向性が明確になってきた際にぴったりの板を購入するのもいいでしょう。
バックカントリーにおすすめの板とギア
板選びのポイントは、板がパウダースノーに適応しているかどうかになります。
メーカー、ブランドによって形状が異なるので、一概にこれがベストとは言えませんが、基本的にノーズが太く、長めの板が適していると言われています。
しかし、最近では木々の間を滑る際に小回りの効く短くて太い板を好むボーダーも多いです。
気になる方は実際に店舗で実物を見ながら、店員さんに相談してみてはいかがでしょうか。
またバックカントリーでは、整備されたゲレンデとは環境が異なるため、相応の装備が必要です。
スノーシューや食料、水、アバランチキットなど必要最低限の装備はしっかり揃えて、バックカントリーを楽しみましょう。
アルペンにおすすめの板
アルペンをされる方は、まずフリースタイルボードではなく、アルペンボードを選びましょう。
アルペンボードは、ウエストが細く、先端が角ばっているのが特徴です。
エッジが長いので、ターンがしやすいというメリットを持っているため、スキーに似た感覚で滑ることができるのです。
アルペンボードを扱うお店は年々減ってきているので、事前に調べてから見に行かれることをオススメします!
まとめ
いかがだったでしょうか。
一口にスノボといっても、スタイルは様々です。
どのスタイルにも魅力はたくさん詰まっているので、少しでも興味が湧くスタイルがあれば挑戦してみてくださいね。