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スノーボードのエッジとは?逆エッジについても解説

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この記事ではエッジについて紹介し、初心者でも簡単に滑れるようになる方法を解説します。 また、一歩間違えると大怪我につながる可能性がある逆エッジとその防ぎ方についても説明します。

スキー・スノーボード
エッジ

エッジとは?

スノーボードの両側面に付いている金属のことをエッジと呼びます。ゲレンデを滑走しているときにつま先やかかとに体重をかけ、エッジを雪に食い込ませることで止まったり曲がったりすることができます。エッジを使って滑ることを「エッジを効かせる」「エッジングする」などと表現することもあります。

エッジを使うことによってボードの裏で雪の凹凸(おうとつ)を捉えることができるので、雪面を安定して滑ることができるのです。雪面に対する体の向きによってつま先側か、かかと側のどちらのエッジを使うのかが変わってくるので詳しく解説します。

ヒールエッジ

ヒールエッジとはかかと側のエッジのことを指します。基本的に体の前面を斜面の下に向けて滑ります。 初心者がよくやる「木の葉落とし」などは体の前面を斜面の下を向けてヒールエッジで立ち、重心を傾けることでスピード調節できます。

トゥエッジ

トゥエッジとはつま先側のエッジのことを指します。基本的に体の背面を斜面の下に向けて滑ります。 こちらも初心者がよくやる「木の葉落とし」などでは体の背面を斜面の上を向けてトゥエッジで立ち、重心を傾けることでスピード調節できます。

エッジを意識して滑る

スノーボードで滑る、止まるなどの動作には必ずと言っていいほどエッジに乗る動作が伴います。 今自分がどちら側のエッジを使って滑るべきなのかを常に意識することが重要です。

ここで注意しなければいけないのは、止まるときに動作です。 止まるときもエッジを雪面に食い込ませ、減速して止まりますが止まる直前に足の踏ん張りが足りないと逆エッジを起こしてしまうこともあります。

逆エッジとは?

逆エッジとは、使うべき方とは逆のエッジに体重をかけてしまいバランスを崩してしまうことを指します。 たとえば、進行方向に対して身体の前面が向いているときはヒールエッジを使いますが、ここで逆サイドのトゥエッジに体重をかけてしまうと進行方向に体が投げ出されて転倒する危険があります。転び方によっては骨折などの大怪我につながる可能性があります。

スノーボードで滑っているときは両足が板に固定されている状態のため、転ぶ時に足を出すことができないのでとても危険です。

逆エッジの防ぎ方

逆エッジを防ぐためには、前述した「今自分がどちら側のエッジを使って滑るべきなのかを常に意識すること」がとても重要です。 最初は難しいかもしれませんが、常に進行方向に対して左方向へ滑る場合はヒールエッジ、右方向へ滑る場合はトゥエッジを使うことを意識しましょう。 それでも最初は転ぶことが多いため逆エッジで転んだときの対処法もしっかりおえておきましょう。

ヒールサイドの逆エッジで転倒する場合

進行方向に対して前向きに倒れます。足が固定されていて前に出すことができないので手をつきたくなりますが、絶対に手はつかずに体全体で転倒するようにしましょう。手をつくと手首などを骨折することもあるので注意する必要があります。

トゥサイドの逆エッジで転倒する場合

進行方向に対して後ろ向きに倒れます。転倒した際に後頭部を強く打つ可能性があるので、頭を打たないように背中全体で着地するようにします。

どれだけ転び方を意識しても痛いものは痛いですよね。そのような場合は肘やお尻などにプロテクターを付けたり、頭を守るためのヘルメットを利用すると大怪我のリスクを減らすことができます。とくに初心者は怪我をしやすいのでなるべく装備品は購入するようにしましょう。

まとめ

今回はエッジ、逆エッジについてご紹介しました。エッジを意識することで怪我のリスクを減らし、楽しく滑りましょう。